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【オレンジワイン完全ガイド】特徴・選び方・おすすめまで初心者向けに解説!

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オレンジワイン
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めしわいん

オレンジワイン知ってる?美味しよ!

りりこ

知らん!とりあえずおしえて!

「オレンジワイン」という名前を聞いて、ジュースのような甘いお酒を想像していませんか?

実はオレンジワインは、白ブドウを使って赤ワインのように仕込まれた、世界的に注目を集めているナチュラルワインのひとつです。

個性的な味わいと深い旨みで、ワイン初心者からもじわじわ人気を集めています。

この記事の概要
  • オレンジワインの概要
  • オレンジワインの失敗しない選び方
  • おすすめのオレンジワイン
  • オレンジワインに合う料理
  • オレンジワインのよくあるQA

本記事では、オレンジワインの特徴から選び方・おすすめ銘柄・料理とのペアリングまで、初心者でもわかりやすく解説します。

目次

オレンジワインとは?基本の知識をやさしく解説

オレンジワイン

まずは「オレンジワインって何?」という基本から見ていきましょう。

見た目の色だけでなく、製法や味わいが一般的な白・赤ワインとは大きく異なります。

実は紀元前から続く伝統的なワインスタイルでもあり、近年はナチュラル志向の高まりとともに再評価されています。

どんな製法で作られているのか、他のワインとの違いも交えて解説していきます。

オレンジワインは白・赤と何が違う?3つの視点で比較!

「オレンジワインって白?それとも赤?」そんな疑問を持つ方も多いはず。

実はオレンジワインは、白ブドウを使って赤ワインのように造るという、ちょっと特殊なスタイルなんです。

ここではいくつかの視点で、他のワインとの違いをわかりやすく解説します。

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比較項目白ワインオレンジワイン赤ワイン
使用するブドウ白ブドウのみ白ブドウのみ黒ブドウ(赤や紫)
発酵方法圧搾して果汁のみ発酵(果皮・種は取り除く)白ブドウを果皮・種ごと一緒に発酵(スキンコンタクト製法)黒ブドウを果皮・種ごと一緒に発酵(赤とオレンジはここが共通)
色合い淡いレモンイエローや緑がかった色合いオレンジ〜琥珀色、場合によっては濁りもある深い赤〜紫まで幅広いが、透明感は少ない
タンニン(渋み)ほとんど感じない白ワインには珍しくタンニンを感じる。ややビター明確にタンニンを感じる。重厚でしっかり
香りの傾向柑橘・花・青リンゴ・ミネラル感が主体紅茶・ハーブ・ドライフルーツ・スパイスの香りが豊かダークチェリー・カシス・スパイス・バニラ(樽熟成含む)
味わいの特徴さっぱり・みずみずしい・軽やか複雑で旨みが強く、酸味と渋みのバランスがよいコク深く力強い・果実味や渋みが主役
飲む温度冷やして(6〜10℃)軽く冷やして(10〜14℃)がベスト常温またはやや冷やして(14〜18℃)
合う料理サラダ、魚料理、軽めの前菜和食、発酵系、スパイス料理など多彩肉料理、煮込み料理、チーズ全般

醸造方法の違いがすべての特徴を決める

オレンジワインの特徴は、白ブドウを赤ワインのように仕込む「スキンコンタクト製法」にあります。

果皮や種から抽出されたタンニン・色素・香り成分によって、白にはない深みと複雑さを持つのが大きな魅力。

色合いは熟成や造り手によっても変化

オレンジワインの色調は、醸し期間や酸化の度合いによって、淡い琥珀色〜濃いオレンジ色〜濁り系まで幅があります。

見た目からも自然派ワインらしさを感じられる要素です。

飲み方・温度で個性がより引き立つ

白ワインのように冷やして飲むのが基本ですが、オレンジワインは香りの奥行きがあるため、温度が少し上がることでさらに風味が豊かになります。

冷蔵庫から出してすぐではなく、10〜14℃前後での提供がおすすめです。

料理とのペアリングの幅が広い

白ワインや赤ワインが苦手な料理(スパイス系や発酵食品)ともよく合い、「フードフレンドリー」な点が特徴。

特に和食やアジア系料理、チーズや漬物類とも好相性なのはオレンジワインならでは。

製法と味わいの特徴!オレンジワインの個性をつくる「醸し」とは?

オレンジワインの魅力は、独自の「製法」によって生まれます。

白ブドウを果皮ごと発酵させることで、白ワインにはない渋みや深い旨み、複雑な香りが加わるのです。

ここでは、造り方と味わいの特徴を詳しく見ていきましょう。

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項目内容
使用するブドウ白ブドウ(ソーヴィニヨン・ブラン、リボッラ・ジャッラ、グルジア土着品種など)
醸造方法破砕した白ブドウを果皮・種ごと果汁と一緒に発酵(スキンコンタクト製法)
醸し期間数日〜数ヶ月(長いほど色・渋み・香りが強くなる)
色調淡いオレンジ〜濃い琥珀色まで、にごり系もあり
味わい渋み(タンニン)、複雑な旨み、柔らかな酸、ドライフルーツや紅茶のような香り
ナチュラル度酸化防止剤を極力使わない自然派ワインが多い

オレンジワインのスキンコンタクト製法は、古代ジョージアで生まれた伝統的な技法。

ぶどうの皮や種に含まれるポリフェノールや香味成分を抽出することで、白ワインとは一線を画す個性が生まれます。

熟成の過程でより落ち着いた旨みに変化し、飲み手を飽きさせない奥深さを持っています。

ナチュラルワインとして造られるものも多く、環境や造り手の哲学が反映されるスタイルとして世界的に注目されています。

オレンジワインの味わいの特徴
  • タンニンを感じる「白」として唯一無二の存在
  • 紅茶、ナッツ、干し柿のような複雑な風味
  • 旨みと酸味のバランスが絶妙で食中酒にぴったり
  • 時間とともに味が変化しやすく、1本で長く楽しめる
  • 「にごり」や微発泡を伴う自然派スタイルも多い
はなこ

おすすめの飲み方ってある?

めしわいん

簡易ですが、以下のような飲み方を参考にしてください。

おすすめの楽しみ方
  • 冷蔵庫で1〜2時間冷やし、10〜14℃で提供すると◎
  • グラスは少し口が広めの白ワイングラスがベスト
  • 香りを楽しむため、開栓後少し時間を置くのもおすすめ
  • 保存は冷蔵で3〜4日以内が目安。ナチュラル系は早めに消費を

オレンジワインの選び方!初心者でも失敗しないポイント

ワイン 画像

オレンジワインは個性的な味わいが魅力ですが、「どれを選べばいいかわからない…」という初心者の方も多いはず。

ここでは、品種・産地・価格という3つの軸から、好みに合った1本を見つけるための選び方を解説します。

自分に合ったオレンジワインに出会うためのヒントがきっと見つかります。

オレンジワインを選ぶ3つの視点|初心者におすすめの選び方とは?

「どれを選んだらいいの?」と悩んでしまうオレンジワイン。

初心者におすすめなのは、品種・産地・価格の3つの視点から自分の好みに合った1本を選ぶ方法です。

まずはざっくりと違いを押さえましょう。

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視点初心者へのおすすめ
品種で選ぶリボッラ・ジャッラ、ピノ・グリ、ソーヴィニヨン・ブランなど軽やか・香り重視タイプが◎
産地で選ぶジョージア、イタリア、スロヴェニアなどイタリア産はバランスがよく初心者向き
価格で選ぶ2,000円〜5,000円台が選びやすいゾーン3,000円前後で高コスパも豊富

もっと詳しく知っておきたい方は、以下の記事を参考にしてください。

価格で選ぶ!2,000〜5,000円台の注目銘柄と選び方

オレンジワインを初めて選ぶとき、「高い方が美味しいの?」「安すぎると失敗しそう…」と価格で迷う方も多いはずです。

参考までにここでは初心者でも安心して選べる、2,000〜5,000円台のワインを中心に、価格帯ごとの傾向や選び方を紹介します。

価格帯ごとの特徴とおすすめポイント

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価格帯特徴向いている人注意点
〜2,000円台軽やかで飲みやすい/果実味重視初心者/デイリーワインにナチュラル感はやや控えめな傾向も
3,000〜4,000円台果実味とタンニンのバランス◎/香りも豊か食中酒にしたい方人気ワインは売り切れ注意
5,000円以上醸造法や熟成にこだわった本格派ワイン慣れしてきた中級者以上失敗しないよう信頼ある販売元で選ぼう

オレンジワインは高価なものが多い印象ですが、3,000円前後でもしっかりとした造りの美味しいワインが見つかります。

ナチュラルワインやオーガニック系は特に造りに手間がかかるため、品質にこだわると4,000〜5,000円台になることも珍しくありません。

大切なのは価格ではなく、「どんな味を求めているか」。気になるスタイルを決めてから予算を調整するのが失敗しない選び方です。

価格で選ぶときのポイント
  • 初心者なら3,000円前後の人気定番銘柄から試す
  • 毎週飲むなら2,000円台でも十分満足できるものも
  • 5,000円以上はギフトや特別な日向けに◎
  • 通販ではレビューや評価をチェックすると安心

オレンジワインおすすめ3選!初心者にも飲みやすい銘柄を厳選紹介

オレンジワイン

オレンジワインに興味はあるけど、どれを選べばいいか分からない…という初心者の方に向けて、まず試してほしいおすすめの3本をご紹介します。

飲みやすさ・香り・価格のバランスが良く、オレンジワインの魅力をしっかり感じられるラインナップです。

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ワイン名ベレ・ナチュレレヴィーニャ・エスメラルダ・
フロール・ド・ランジュ
クラメレ・レカシュ オレンジ・
ナチュラル・ワイン
参考画像ベレ・ナチュレレヴィーニャ・エスメラルダ・フロール・ド・ランジュクラメレ・レカシュ オレンジ・ナチュラル・ワイン
タイプオレンジワインオレンジワインオレンジワイン
味わい辛口中辛口中辛口
産地オーストリアスペインルーマニア
ブドウ品種グリューナー・ヴェルトリーナーモスカテル・デ・アレハンドリアリースリング
ソーヴィニヨン・ブラン
マスカット・オットネル
ピノ・グリージョ
参考価格4,070円2,420円2,750円
おすすめ度(4)(4)(4)
詳細詳細を見る詳細を見る詳細を見る

以前よりも減ってしまいましたが、年間100種以上のワインを飲んでいる筆者が厳選しております。

まだ飲んだことがないひとは、是非以下の内容を参考に手に取ってみてください。

ペレ・ナチュレル

ベレ・ナチュレル

参考価格:4,070円~
当ブログ評価:(4)

ワイン名ベレ・ナチュレル
タイプオレンジワイン
味わい辛口
生産国オーストリア
ブドウ品種グリューナー・ヴェルトリーナー
ペレ・ナチュレル
味のタイプ
甘い
辛い
酸味
低い
高い
果実味
低い
高い

外観は美しいオレンジイエローの色調です。
グレープフルーツやオレンジなどの柑橘系の爽やかなアロマ。
グラスを回すと、白桃や杏子、オレンジピールや白コショウを思わせるスパイシーなニュアンスが重なった表情豊かで華やかな香りが溢れ出します。

こんな方におすすめ
こんな方は要検討
  • まだオレンジワインを飲んだことがないひと
  • さっぱり味が好きなひと
  • 自然派ワインをさがしているひと
  • 酸味に苦手なひと
  • フルボディのワインが好きなひと

ヴィーニャ・エスメラルダ・フロール・ド・ランジュ

ヴィーニャ・エスメラルダ・フロール・ド・ランジュ

参考価格:2,420円
当ブログ評価:(4)

ワイン名ヴィーニャ・エスメラルダ・フロール・ド・ランジュ
タイプオレンジワイン
味わい中辛口
生産国スペイン
ブドウ品種モスカテル・デ・アレハンドリア
ヴィーニャ・エスメラルダ・フロール・ド・ランジュ
味のタイプ
甘い
辛い
酸味
低い
高い
果実味
低い
高い

外観は鮮やかな橙色。
グラスに注ぐと、マスカットや熟した果実のアロマに加えて、オレンジの花や皮などの少しビターで複雑なニュアンスが混ざり合って広がります。
口に含むと、フレッシュな酸味と共に豊かな果実味が広がり、しっかりとした味わいの印象。

こんな方におすすめ
こんな方は要検討
  • 酸味、果実味のバランスを重視しているひと
  • オーガニックワインでさがしているひと
  • こってり、しっかり系のワインが飲みたいひと

クラメレ・レカシュ オレンジ・ナチュラル・ワイン

クラメレ・レカシュ オレンジ・ナチュラル・ワイン

参考価格:2,750円
当ブログ評価:(4)

ワイン名クラメレ・レカシュ オレンジ・ナチュラル・ワイン
タイプオレンジワイン
味わい中辛口
生産国ルーマニア
ブドウ品種リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、マスカット・オットネル、ピノ・グリージョ
クラメレ・レカシュ オレンジ・ナチュラル・ワイン
味のタイプ
甘い
辛い
酸味
低い
高い
果実味
低い
高い

アプリコット、オレンジピール、金柑などの爽やかなアロマに、ジンジャーやハーブ等の清涼感を思わせるニュアンスが溶け込んだ香りが広がります。
優しく軽い口当たりで、程よく熟した果実味が特徴。
まるみとふくよかさがあり、心地良いタンニンがひき締まった印象にしています。

こんな方におすすめ
こんな方は要検討
  • 酸味、果実味のバランスを重視しているひと
  • オーガニックワインでさがしているひと
  • 軽めのワインが好きなひと
  • こってり、しっかり系のワインが飲みたいひと

オレンジワインに合う料理は?おすすめペアリングを紹介

ワイングラス

オレンジワインは、その複雑な香りとほのかな渋みで、料理との相性がとても広いワインです。

白ワインにはないコク、赤ワインほど重くない飲み口が、和食からスパイス料理まで幅広いジャンルに寄り添います。

ちなみに合わせるポイントは以下を参考にしてください。

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料理ジャンル合う理由合わせたいワインタイプ
白身魚(カルパッチョなど)柑橘やハーブ香が調和し、渋みが素材を引き締める軽め・フレッシュ系オレンジワイン
スパイス系(タンドリーチキン等)紅茶やスパイスの香りが料理と響き合う香り高く厚みのあるスタイル
熟成食材(チーズ・発酵系)酸味と旨みが共鳴し、渋みが後味をキレよく長めの醸しでしっかりタイプ

参考でしたが、僕がオレンジワインと合わせるために作ったレシピをいくつか紹介しますね。

ソースが決めて!オニオンソースステーキ

オニオンソースが決めてのお肉料理です。

お肉はカリッと仕上げてアルミホイルを使って余熱で火を通しジューシーに仕上げえています。

簡単に作れてとっても重宝するレシピなのでぜひ作ってみてください。

トマトクリームペンネ

ツナの旨味とトマトの酸味が調和したソースは、パスタに絡めると絶品の味わいになります!

あえてショートパスタを選択することで、メインというよりおつまみ感覚で食べてほしいという意図もあります。

家族や友人との食事にもぴったりで、忙しい日のランチやディナーにもおすすめです。

ぜひ作ってみてください!

めしわいん

ワインに合う料理はブログでもいっぱい紹介しているのでよかったら合わせてご覧ください。

オレンジワインのよくある質問(Q&A)で不安を解消!

オレンジワイン

はじめてのオレンジワイン選びや購入時に、ふと感じる疑問をまとめました。

気になることを事前にクリアにして、安心してワインを楽しみましょう!

オレンジワインはどんなグラスで飲めばいいの?

白ワイン用や中庸型のワイングラスがおすすめです。香りをしっかり楽しめる、少し広めのボウル型がベスト。冷やして飲むため、持ち手があるステム付きグラスが理想です。

開けた後はどう保存したらいいですか?

開栓後は冷蔵庫で保存し、2〜3日以内に飲み切るのがベストです。酸化を防ぐために、バキュバンなどの保存器具を使うのも効果的です。

オレンジワインはどこで買えますか?

エノテカ、フィラディスなどの専門店のほか、楽天市場やAmazonでも購入できます。初めての方は、レビュー評価が高いショップや当ブログのおすすめを参考にしてください。

オレンジワインって甘いの?辛いの?

基本は辛口です。ただし果実味が豊かで「甘く感じる」こともあります。甘口ではありませんが、優しい酸味や香りの印象が甘さに感じられることがあります。

オレンジ果汁が入ってるんですか?

いいえ。白ブドウを果皮ごと発酵させた結果、オレンジ色になるためこの名前がついています。オレンジの果実や果汁は一切使用されていません。

オレンジワインはナチュラルワインなんですか?

ナチュラル製法のものが多いですが、すべてではありません。酸化防止剤やろ過処理の有無は造り手によって異なりますので、気になる場合はラベルや公式情報を確認しましょう。

開けたオレンジワインが濁ってきました。大丈夫?

ナチュラル系オレンジワインでは濁りや澱(おり)があるのは自然なことです。酸味が強すぎる、不快なにおいがする場合は酸化が進んでいる可能性があるので注意してください。

【まとめ】オレンジワイン完全ガイド!特徴・選び方・おすすめまで初心者向けに解説!

本記事は「オレンジワイン完全ガイド!特徴・選び方・おすすめ」を初心者向けに解説しました。

ワインといっても種類はたくさんあって、そのなかのオレンジワインもまた相当な種類が存在します。

なかなか流行りと言っても飲んだことないものにそれなりの金額を出すのも躊躇してしまうと思いますが、是非この記事を参考に選んでみてください。

きっと美味しい1本に巡り合えると思います。

赤、白関わらずワインの基礎からが知っておきたい方は以下の記事もご覧ください。

以上でございます。

「めしわいん (@meshi_wine)」からご覧いただきありがとうございました。

オレンジワイン

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この記事を書いたひと

大学卒業後、上場飲食企業を経て外資系ワイン会社に転職。ワインコンサルタントとして営業や通信販売部マネージャーを経験し、「日本ソムリエ協会 ソムリエ」資格を取得。
現在はWeb制作会社に勤務しながら、夫婦で運営するワイン専門ウェブサイトにて、ワインの販売やレシピ開発、情報発信を行っています。

2021年よりNadiaアーティストとして活動を開始。ワインと料理のマリアージュを提案し、食卓を豊かにするアイデアをお届けしています。

このブログでは、誰でも簡単に楽しめるワイン情報と再現性の高いアイデアを発信中です。

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