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【1分で解決】ワインの酸化防止剤ってなに?種類や効果を解説

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はなこ

ワインの酸化防止剤ってなに?気にした方がいいの?

今回はワインの酸化防止剤について解決していきます。

この記事の概要
  • 酸化防止剤の種類と効果
  • 酸化防止剤が入っているワインと入っていないワインの違い
  • 酸化防止剤への誤解
  • 酸化防止剤が極力少ないおすすめワイン

意外とワインをよく飲む方でも詳しく知らないというのがワインの「酸化防止剤」についてです。

例えば酸化防止剤の種類ですが下記のようなものがあります。

酸化防止剤の種類
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カテキン
  • クロロゲン酸
  • 二酸化硫黄(SO2)

これらの酸化防止剤はワインにとっていい効果があるのと、入っている量はごく僅かです。

心配をされているひとも多いのですが、あまり過度な誤解だけはしないように気をつけてください。

その他、気になる点を詳しく解説するので是非ご覧ください。

目次

ワインの酸化防止剤の種類と効果

ワインに含まれる酸化防止剤の種類は、ワインのバックラベルを見ると1番わかりやすいかと思います。

ワインの場合ある程度書いてある種類は限られているので、しっかり記事の序盤で理解しておきましょう。

ワインの酸化防止剤の種類

再度確認です。

酸化防止剤の種類
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カテキン
  • クロロゲン酸
  • 二酸化硫黄(SO2)

酸化防止剤はワインはもちろん、食品などを酸化から守るために利用されているもので、現在の私たちの食事にとって場合によっては欠かせない場合もあります。

これらの抗酸化物質が、それぞれの食品の成分の代わりに酸化されることによって、食品やワインの酸化を防ぐことができます。

中でも、ワインのバックラベルでよく見かける酸化防止剤の代表が「二酸化硫黄(SO2)」です。

はなこ

よくワインの裏面に「亜硫酸塩」や「亜硫酸」は書いてあるけど、それとはまた違うの?

「二酸化硫黄」と「亜硫酸塩」もしくは「亜硫酸」は、基本的には形状が違うだけで、一緒と考えてください。
こちらのサイトに詳しく書いています。

そして、この亜硫酸はワインを造る時に、醸造の過程で必ず発生するものでもあります。

なので、造る過程でまったく亜硫酸をゼロでワインを造るということはほぼ不可能に近いと思っていてください。

ワインの酸化防止剤の効果

ワインに酸化防止剤を利用することで期待できる効果は「ワインの酸化を防ぐ」ことです。

全部覚えておく必要はありませんが、参考程度におぼえておいてください。

ワインの酸化防止効果

酸化をさせやすいワインに含まれる物質の働きを止めて、万が一酸化が進んでも進行を和らげる効果が防止剤にはあります。

殺菌効果

ワインを造る過程で、バクテリアなどワインにとって好ましくない微生物の働きを抑制することができます。

色素の抽出

赤ワインを造る際、ワイン用黒ブドウを利用しますが、酸化防止剤はポリフェノールの抽出をスムーズに行うために効果を発揮します。

酸化防止剤が入っているワインと入っていないワインの違い

はなこ

これって普通のワインとの違いってあるの?

とくに気になるのが「味わい」かと思いますが、大きな違いはありません。

多少の語弊ははありますが、要するに酸化防止剤が入っている、いないというだけで、

例えばワインが急に濃くなったり、甘くなったり、辛くなったり、、、

ということはありません。

誤解をしないでいただきたいのは、もちろん産地や造り手の影響もあるので、同じワイナリーのワインで入っているものと入っていないものを比べた場合、味の個性は違うので異なります。

著しく「酸化防止剤」があるからといった調味料的な感覚で変わるわけではないので、おぼえておいてください。

味以外で変わる点とすれば、

亜硫酸が含まれている一般的なワイン

酸化の進行を極力遅らせて、ワインにとって害のある微生物の促進を防ぎます。

亜硫酸が極力入っていない(ほぼゼロに近い)ワイン

保存が効かない分、長期熟成のワインにはむかない傾向にあります。

通常ワインを造る過程で亜硫酸はどうしても生成されてしまいます。

ですが、極力抑えてなるべく自然な状態に近いワインを生産することももちろん可能です。

そんなワインの味わいは、昔ながらの造り方ゆえ雑味の少ない、ピュアなブドウ本来の味わいを楽しめるものが多くあります。

近年エコへの意識から農薬や添加物への配慮は一層高まっているので、このようなワインを飲んでみたいひとは、是非1度試していただきたいと思います。

めしわいん

ですが、酸化防止剤が入っていないワインは劣化が早くすすみがちなので、注意してくださいね!

開けていてもいなくても、酸化防止剤が入っていない分若干ワイン劣化は通常より早く進む傾向があります。

中には賞味期限が書いてあるワインボトルもフランスのワインで見かけたことがあります。

ワインの期限に関しては下記の記事詳しく書いているので、合わせて参考にしてください。

ワインの酸化防止剤の含有量から考える身体への影響

はなこ

どれくらい入ってるの?

身体のことも考えて気になるポイントですが、ワインに含める添加物の量は厳しい決まりがあります。

スクロールできます
食べ物、飲み物最大含有量
ワイン350mg / L
ドライフルーツ2,000/kg
干しブドウ1,500kg

実際にはこれよりももっと少ない量で、ほとんどのワインは生産されています。

なので心配することはほとんどありません。

でも、なんだかワインを飲むと頭が痛くなるという方は、もしかしたら飲み過ぎの方かもしれません(笑)

そんなときは下記の記事をご覧ください。

酸化防止剤が極力少ないおすすめワイン

ワイン用 ブドウ

自分でさがすのはちょっと難しいかもしれませんが、オーガニック系のワインは昨今大変人気でたくさんリリースされています。

その中でも飲みやすくて、味わいが深いものを少し紹介いたします。

スクロールできます
ワイン名タイプブドウ品種参考価格おすすめ度
プリマ・ナチュ―ル・シラー赤ワインシラー2,141円~★★★★
ポール・ジャブレ・エネ コート・デュ・ローヌ パラレル45 ビオ ロゼロゼワイングルナッシュ、サンソー、シラー1,350円~★★★★★
ラブブロック オレンジ ソーヴィニヨンブランオレンジワインソーヴィニヨン・ブラン2,838円~★★★★★

プリマ・ナチュ―ル・シラー

プリマ・ナチュール・シラー

価格:2,141円~(2021年5月時点)※出展者により異なる
→ amazon、楽天からお選びいただけます

ワイン名プリマ・ナチュール・シラー
赤ワイン
産地フランス
ブドウ品種シラー
シラー ナチューレ

健全で熟したブドウから、果実とテロワールの本来の味わいを表現したワインを生み出しています。
樽のニュアンスのないきれいなシラーで、豊かな果実味と長い余韻。
和食のような繊細な料理との相性もいいです。

味のタイプ
甘い
辛い
酸味
低い
高い
果実味
低い
高い
渋み
低い
高い
こんな方におすすめ
こんな方は要検討
  • フルボディのしっかりした味わいが好きなひと
  • お肉料理や脂がのった食事と合わせたいひと
  • フルボディが苦手なひと
  • 渋みに敏感なひと

ポール・ジャブレ・エネ コート・デュ・ローヌ パラレル45 ビオ ロゼ

ポール・ジャブレ・エネ コート・デュ・ローヌ パラレル45 ビオ ロゼ

Amazon 参考価格:1,320円(2021年7月時点)
楽天市場 参考価格:1,320円(2021年7月時点)

ワイン名ポール・ジャブレ・エネ コート・デュ・ローヌ パラレル45 ビオ ロゼ
ロゼワイン
産地フランス
ブドウ品種グルナッシュ、サンソー、シラー
パラレル ロゼ

ラスベリーやレッドカラントなどの赤い小さな果実やフレッシュな柑橘系果実のアロマ。
味わいはフルーティーで柔らかく、エレガントでバランスに優れたワインです。

味のタイプ
甘い
辛い
酸味
低い
高い
果実味
低い
高い
こんな方におすすめ
こんな方は要検討
  • 甘口じゃない辛口ロゼが飲みたいひと
  • 軽めのワインが飲みたいひと
  • なるべく自然派ワインでさがしているひと
  • 濃いめの重たいワインが好きなひと
  • 甘口ワインが好きなひと
  • 酸味が苦手なひと

ラブブロック オレンジ ソーヴィニヨンブラン

ラブブロック オレンジ ソーヴィニヨンブラン

Amazon 参考価格:3,300円~(2021年5月時点)
楽天市場 参考価格:2,838円~(2021年5月時点)

ワイン名ラブブロック オレンジ ソーヴィニヨンブラン
タイプオレンジワイン 辛口
生産国ニュージーランド
ブドウ品種ソーヴィニヨン・ブラン
オレンジワイン
味のタイプ
甘い
辛い
酸味
低い
高い
果実味
低い
高い

ほんのりオレンジがかったソーヴィニヨンブランは、アプリコットやサフラン、オレンジの皮、グレープフルーツなどの香り。
ソーヴィニヨンブランらしいハービシャスさも心地よく、りんごのニュアンスも感じます。
味わいはふくよかで優雅な果実感をマイルドなタンニンがキリッと引き締めています。
ミネラル感も豊富でテクスチャーのしっかりした仕上がりです。

こんな方におすすめ
こんな方は要検討
  • まだオレンジワインを飲んだことがないひと
  • 酸味のあるワインが好きなひと
  • 自然派ワインをさがしているひと
  • 酸味に苦手なひと
  • フルボディのワインが好きなひと

【まとめ】ワインの酸化防止剤の理解を深めてもっと楽しもう!

本記事は「ワインの酸化防止剤」について解説させていただきました。

ご覧いただいた方の中でも酸化防止剤について誤解をしていた方もいるのではないでしょうか。

少しでも理解ができるとより一層色々なワインを楽しむことができるので、是非参考にしてください。

また、これをきっかけにもっとワインを勉強していきたいひとは、下記の記事で「ワインの始め方」についてしっかり書いています。

以上でございます。

「めしわいん (@meshi_wine)」からご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いたひと

大学卒業後、上場飲食企業を経て外資系ワイン会社に転職。ワインコンサルタントとして営業や通信販売部マネージャーを経験し、「日本ソムリエ協会 ソムリエ」資格を取得。
現在はWeb制作会社に勤務しながら、夫婦で運営するワイン専門ウェブサイトにて、ワインの販売やレシピ開発、情報発信を行っています。

2021年よりNadiaアーティストとして活動を開始。ワインと料理のマリアージュを提案し、食卓を豊かにするアイデアをお届けしています。

このブログでは、誰でも簡単に楽しめるワイン情報と再現性の高いアイデアを発信中です。

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