
オレンジワインって知ってる?



はい。ここ数年ですがはなしによくあがりますね!
最近よく耳にする「オレンジワイン」ですが、でも、「見た目が変わってるけど、どんな味?」「白や赤と何が違うの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
例えばこんなワインがあります。
ワイン名 | ベレ・ナチュレレ | ヴィーニャ・エスメラルダ・ フロール・ド・ランジュ | クラメレ・レカシュ オレンジ・ ナチュラル・ワイン |
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参考画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
タイプ | オレンジワイン | オレンジワイン | オレンジワイン |
味わい | 辛口 | 中辛口 | 中辛口 |
産地 | オーストリア | スペイン | ルーマニア |
ブドウ品種 | グリューナー・ヴェルトリーナー | モスカテル・デ・アレハンドリア | リースリング ソーヴィニヨン・ブラン マスカット・オットネル ピノ・グリージョ |
参考価格 | 4,070円 | 2,420円 | 2,750円 |
おすすめ度 | (4) | (4) | (4) |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
この記事では、ワイン初心者の方にもわかりやすく、オレンジワインの特徴・造られ方・味わい・楽しみ方までをやさしく解説します。
読み終えたあとには、家族で過ごす週末の1本にオレンジワインを選びたくなるはずです。
ぜひ参考にしてください。
オレンジワインとは?赤でも白でもない「第4のワイン」


オレンジワインとは、白ブドウを赤ワインのように皮ごと発酵させて造られる、独特な醸造法のワインです。
赤でも白でもロゼでもない、いわば「第4のカテゴリー」。
ここでは、名前の由来や見た目・色の理由、どんな特徴があるのかを初心者向けにわかりやすくご紹介します。
名前の由来と色の理由
「オレンジワイン」という名前は、原料の果物や産地ではなく、ワインの色合いに由来します。
白ブドウを皮ごと発酵させることで、ワインに琥珀色やオレンジがかった色味が出るため、そのように呼ばれています。
オレンジ果汁は使われておらず、フルーツワインではありません。
ちなみにイタリアでは「ラマート(銅色)」と呼ばれることもあり、見た目以上に伝統的な製法なのです。
オレンジワインの味わいと特徴


オレンジワインは、白ワイン由来の果実感と赤ワインのような渋みやコクを併せ持ち、個性的な味わいが魅力です。
ここでは、どんな香りや口当たりなのか、一般的な味わいの傾向についてご紹介します。
味の特徴は「コク×ハーブ感」
オレンジワインの味わいには、以下のような特徴があります。
- 白ワインのような果実味とフレッシュさ
- 赤ワインのようなタンニン(渋み)とコク
- ハーブ・紅茶・スパイスのような香り
- 旨味が強く、酸味は控えめな傾向
特に「紅茶のような渋み」と「熟した果実のまろやかさ」が感じられ、料理との相性が非常に広いのも特徴です。
どうやって造られる?オレンジワインの製法
オレンジワインの製造方法は、一見白ワインなのに赤ワインのようなプロセスが用いられるのが特徴です。
造り方を知ることで、色や味の違いにも納得がいくはずです。
ここでは、簡単な製法の流れをご紹介します。
赤ワイン製法に近い「醸し」
白ワインは、収穫した白ブドウの果汁だけを発酵させますが、オレンジワインでは果皮や種も一緒に発酵させるという点が最大の違いです。
この工程を「スキンコンタクト」または「マセラシオン」と呼びます。
- 皮や種からタンニンやポリフェノールが抽出される
- 酸化発酵によって風味が複雑になる
- 見た目が琥珀色やオレンジ色に
結果として、白ワインより厚みがあり、赤ワインよりも軽やかな、ちょうど中間のようなバランスが生まれるのです。
白・赤・オレンジのワイン製法と特徴の違い


ワイン初心者が混乱しやすい「白」「赤」「オレンジ」の違いを、わかりやすく表で整理しました。
項目 | オレンジワイン | 白ワイン | 赤ワイン |
---|---|---|---|
使用ブドウ | 白ブドウ | 白ブドウ | 黒ブドウ |
果皮と種の扱い | 皮と種も一緒に発酵 | 皮と種はすぐに除去 | 皮と種も一緒に発酵 |
発酵方法 | 皮ごと発酵(赤ワインと同様) | 果汁のみを発酵 | 果皮とともに発酵 |
色 | 琥珀色〜オレンジ色 | 透明〜淡い黄色 | 紫〜赤褐色 |
味の特徴 | 果実味と渋みが調和、ハーブ感も | 爽やかで軽やか、酸味が中心 | コクと渋み、熟成でまろやかに |
料理との相性 | 和食・発酵食品・スパイス料理 | 魚料理・前菜・軽めの料理 | 肉料理・チーズ・煮込み料理 |
オレンジワインは、見た目のインパクトだけでなく、造り方や味わいにもユニークな魅力が詰まったワインです。
「赤でも白でもない中間」のような存在で、初心者でも料理と合わせて楽しみやすいのが特徴です。
オレンジワインの飲み方!温度・グラス・保存のポイント
オレンジワインは見た目も味もユニークな分、「どう飲んだらいいの?」と戸惑う方も少なくありません。
ここでは、オレンジワインをよりおいしく味わうための「温度設定」「グラスの選び方」「開栓後の保存」など、初心者でもすぐ実践できるポイントをご紹介します。
おすすめの温度は「白ワインより少し高め」
一般的な白ワインは8〜10℃で飲まれることが多いですが、オレンジワインは10〜14℃程度がベストです。
少し温度が高いことで、複雑な香りや旨味がより引き立ちます。
- 冷蔵庫から出してすぐ → 約5〜8℃(冷たすぎ)
- 10〜15分常温に置くと → 約10〜14℃(ちょうどよい)
- ぬるすぎると → 香りは出るが締まりがなくなる
グラスは白ワイン用 or 大ぶりなものがおすすめ
オレンジワインの香りや構造は複雑なので、できれば白ワイン用のグラスか、やや大きめのボウル型グラスを使いましょう。
- 白ワイングラス:繊細な香りを楽しめる
- 大きめグラス:紅茶やスパイスのニュアンスが広がる
- ロゼグラスも代用可
冷やしすぎを防ぐため、持ち手付きグラスが無難ですね。
グラスについてもう少し詳しい内容は以下の記事をご覧ください。


開けたあとの保存方法と飲み切るタイミング
オレンジワインは、酸化にもある程度強いため、白ワインよりは日持ちします。
ただし渋みが出すぎることもあるので、開栓後は2〜3日以内に飲み切るのが理想です。
- 栓をしっかりして冷蔵庫保存
- なるべく空気と触れさせない(ポンプがあれば◎)
- 3日目以降は渋みが強く感じられることも
基本は飲み切っていただくなどがいいですが、もしもの場合ワインのストッパーがあるとさらに便利です!
以下の記事で紹介しているので、まだ「持っていない!」という方は合わせて参考にしてください。




どんな料理に合う?オレンジワインの楽しみ方


オレンジワインはその個性的な味わいから、「合わせにくそう」と思われがちですが、実は万能型。
ここでは家庭で作れる料理や、ワイン初心者でも楽しめる組み合わせを中心にご紹介します。
ポイントは「縛られない」です!
どんな料理にも合わせやすく、和食、洋食問わず様々なシーンでご利用いただけますよ!
ソースが決めて!オニオンソースステーキ
オニオンソースが決めてのお肉料理です。
お肉はカリッと仕上げてアルミホイルを使って余熱で火を通しジューシーに仕上げえています。
簡単に作れてとっても重宝するレシピなのでぜひ作ってみてください。


トマトクリームペンネ
ツナの旨味とトマトの酸味が調和したソースは、パスタに絡めると絶品の味わいになります!
あえてショートパスタを選択することで、メインというよりおつまみ感覚で食べてほしいという意図もあります。
家族や友人との食事にもぴったりで、忙しい日のランチやディナーにもおすすめです。
ぜひ作ってみてください!


おすすめのオレンジワイン3選


オレンジワインに興味はあるけれど、何を選べばいいか分からない…という方も多いはず。
そこで今回は、ワイン初心者でも飲みやすく、価格も手頃で、なおかつ味わいに満足できる3本を厳選しました。
初めてのオレンジワイン選びで失敗したくない方は、ぜひこの中から自分に合った1本を見つけてみてください。
ワイン名 | ベレ・ナチュレレ | ヴィーニャ・エスメラルダ・ フロール・ド・ランジュ | クラメレ・レカシュ オレンジ・ ナチュラル・ワイン |
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参考画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
タイプ | オレンジワイン | オレンジワイン | オレンジワイン |
味わい | 辛口 | 中辛口 | 中辛口 |
産地 | オーストリア | スペイン | ルーマニア |
ブドウ品種 | グリューナー・ヴェルトリーナー | モスカテル・デ・アレハンドリア | リースリング ソーヴィニヨン・ブラン マスカット・オットネル ピノ・グリージョ |
参考価格 | 4,070円 | 2,420円 | 2,750円 |
おすすめ度 | (4) | (4) | (4) |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ペレ・ナチュレル
参考価格:4,070円~
当ブログ評価:(4)
ワイン名 | ベレ・ナチュレル |
タイプ | オレンジワイン |
味わい | 辛口 |
生産国 | オーストリア |
ブドウ品種 | グリューナー・ヴェルトリーナー |


外観は美しいオレンジイエローの色調です。
グレープフルーツやオレンジなどの柑橘系の爽やかなアロマ。
グラスを回すと、白桃や杏子、オレンジピールや白コショウを思わせるスパイシーなニュアンスが重なった表情豊かで華やかな香りが溢れ出します。
ヴィーニャ・エスメラルダ・フロール・ド・ランジュ
参考価格:2,420円
当ブログ評価:(4)
ワイン名 | ヴィーニャ・エスメラルダ・フロール・ド・ランジュ |
タイプ | オレンジワイン |
味わい | 中辛口 |
生産国 | スペイン |
ブドウ品種 | モスカテル・デ・アレハンドリア |


外観は鮮やかな橙色。
グラスに注ぐと、マスカットや熟した果実のアロマに加えて、オレンジの花や皮などの少しビターで複雑なニュアンスが混ざり合って広がります。
口に含むと、フレッシュな酸味と共に豊かな果実味が広がり、しっかりとした味わいの印象。


クラメレ・レカシュ オレンジ・ナチュラル・ワイン
参考価格:2,750円
当ブログ評価:(4)
ワイン名 | クラメレ・レカシュ オレンジ・ナチュラル・ワイン |
タイプ | オレンジワイン |
味わい | 中辛口 |
生産国 | ルーマニア |
ブドウ品種 | リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、マスカット・オットネル、ピノ・グリージョ |


アプリコット、オレンジピール、金柑などの爽やかなアロマに、ジンジャーやハーブ等の清涼感を思わせるニュアンスが溶け込んだ香りが広がります。
優しく軽い口当たりで、程よく熟した果実味が特徴。
まるみとふくよかさがあり、心地良いタンニンがひき締まった印象にしています。


【まとめ】オレンジワインとは?白ワインとの違いから味わい・楽しみ方まで初心者向けに解説
本記事は「オレンジワインの概要」について解説させていただきました。
色々なオレンジワインが実際には存在しますが、生産地域や生産者によっても味わいや色味が異なりますので、突き詰めると本当に面白いタイプのワインです。
ぜひ安価なものでもいいので、まずは飲んでみてください。
ワイン名 | ベレ・ナチュレレ | ヴィーニャ・エスメラルダ・ フロール・ド・ランジュ | クラメレ・レカシュ オレンジ・ ナチュラル・ワイン |
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参考画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
タイプ | オレンジワイン | オレンジワイン | オレンジワイン |
味わい | 辛口 | 中辛口 | 中辛口 |
産地 | オーストリア | スペイン | ルーマニア |
ブドウ品種 | グリューナー・ヴェルトリーナー | モスカテル・デ・アレハンドリア | リースリング ソーヴィニヨン・ブラン マスカット・オットネル ピノ・グリージョ |
参考価格 | 4,070円 | 2,420円 | 2,750円 |
おすすめ度 | (4) | (4) | (4) |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
以上でございます。
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