せっかく美味しいお肉料理を作るから、ワインと合わせてみたい!
「肉=赤ワイン」だけじゃないので、ペアリングの醍醐味をしっかり解説しますね。
- ワインとお肉のペアリング方法
- お肉の種類別に考えるワインとの合わせ方
- お肉とペアリングがしやすいワイン
ステーキを食べる時赤ワインが恋しくなりますね(笑)
肉の脂や獣のような血の風味を上手に中和してくれるのが赤ワインですが、
お肉は決して牛だけでないのでそれぞれにペアリングしやすいワインがあります。
そもそもペアリングとは
ワインと料理を上手に合わせることで食事を豊かに楽しくし、ワイン料理それぞれを通常で口にするより、何倍も美味しくさせることを意味します。
別のことばでは「マリアージュ(mariage=結婚)」とも言われています。
こちらの記事ではお肉とのペアリングを最大限に楽しんでいただくために種類別で解説いたします。
難しい内容はほとんどないので、基本を確認して是非普段の食卓に活用してください。
ワインのペアリングの基本
ペアリングの基本ってあるの?
当ブログでは4つの基本を紹介しています。
- ワインの色と料理・素材の色を合わせる
- ワインと食事の産地で合わせる
- ワインと料理の味の濃淡で合わせる(味の濃い、薄いで判断)
- ワインと料理の香りで合わせる(難易度高め)
この中でも①と②は、ワインに詳しくなくてもすぐにできるペアリングの方法です。
例えば、、、
- ワインの色と料理・素材の色を合わせる
血の滴る赤身のお肉と合わせるなら、同じようにワインもしっかりとした濃い色の赤ワインと合わせる - ワインと食事の産地で合わせる
オーストラリアの牛肉には、オーストラリアワインを合わせる
このように、たとえワインの知識がなくても色や産地を合わせるだけでも立派なペアリングになります。
③、④の実践の仕方も下記の記事で紹介しているので、よかったらご覧ください。
【種類別】お肉とワインのペアリング方法
種類別にわかると助かるね!
それでは、どんなお肉にどのワインが合うかもう少し詳しく説明いたします。
合わせておすすめのワインもご紹介いたしますので、もし自分で選ぶのが面倒な方や、ちょっとまだ難しいかもと考えているひとは、紹介のワインを試しに選んでみてください。
牛肉とワインのペアリング
がっつり系のステーキを創造してしまう牛肉は、酸味も渋みもしっかりした濃厚な赤ワインがおすすめです。
特に赤身の比率が高い牛肉に関しては、脂というよりも、血の気のニュアンスが強いのです。
このような場合、肉の味や風味に負けないほどの濃い赤ワインの方が、牛肉自体の臭みも消すことができ、自然と上手に合わせられることができます。
また、日本の霜降りブランド牛のような、口の中で溶ける上品なお肉の場合は、むしろ赤ワインよりも白ワインの方が美味しくいただけたりもするので、是非飲み分けてみてください。
牛肉と合うおすすめワイン
ポール・ジャブレ・エネ コート・デュ・ローヌ パラレル45 ビオ ルージュ
メーカー希望小売価格:1,760円(税抜)
当ブログ評価:(4.5)
ワイン名 | ポール・ジャブレ・エネ コート・デュ・ローヌ パラレル45 ビオ ルージュ |
色 | 赤ワイン |
産地 | フランス |
ブドウ品種 | グルナッシュ、シラー、ムールヴェドル、カリニャン、サンソー、他 |
このキュヴェはポール・ジャブレ・エネの有機栽培とローヌ地方の自然環境へ対する公約を象徴しています。
手作業による有機栽培によって素晴らしいハーモニーと純粋な果実の味わいを持った、生き生きとしたワイン。
豚肉とワインのペアリング
断トツでおすすめは白ワインです。
豚肉の特徴は、肉本来の脂の甘みと旨味です。
この豚肉の素晴らしい脂を考慮すると、赤ワインの渋みや酸味というものが少々邪魔になってきます。
逆に白ワインのこってりしたタイプのものや、フランスのアルザス地方のキレのある酸味が主体の、さっぱり系白ワインの方が圧倒的に相性が抜群です。
重要なことは、お肉もワインも両方のうまみを最大限に引き立たせることです。
是非覚えておいてください。
豚肉と合うおすすめワイン
Amazon 参考価格:1,815円~(2021年11月時点)
楽天市場 参考価格:1,518円~(2021年11月時点)
Yahoo! 参考価格:1,518円~(2021年11月時点)
当ブログ評価:(5)
ワイン名 | ビコーズ・アイム・シャルドネ・フロム・カリフォルニア |
タイプ | 白ワイン 辛口 |
生産国 | アメリカ |
ブドウ品種 | シャルドネ |
太陽をたっぷりと浴び、熟れたパイナップルのような風味に。
芳香な果実のおいしさがなろやかな酸と一緒に広がり、ジューシーな味わいがいつまでも続きます。
トロピカルなフルーツのほか、黄色い花束、クロワッサン、バニラのような樽香などが楽しめます。
鶏肉とワインのペアリング
鶏肉のほとんどの部位は白身のお肉になるので、ワインは白ワインを選んでいただく方がベターです。
理由は鶏肉の場合、脂の部分が少ないということがあげられます。
非常に淡白な食材なので、あまりにも濃い味わいの赤ワインと一緒に合わせてしまうと、肉本来の味わいを妨げてしまう恐れもあります。
淡白な食材のため、よく調理法によって合わせるワインを変えた方がいいと言いますが、それはごもっともの話です。
ですが、ここはあくまでもワインにあまり詳しくない人向けに解説をさせていただいています。
なので、まずは基本に忠実な方がいいかと思いますので、一例として理解してください。
鶏肉に合うおすすめワイン
メーカー希望小売価格:ホームページ参照
当ブログ評価:(5)
ワイン名 | クネ・セミスウィート |
タイプ | 白ワイン |
生産国 | スペイン |
ブドウ品種 | ヴィウラ、ガルナッチャ・ブランカ |
スペインの銘醸地「リオハ」で造られる程よい甘口の白ワイン。
レモンと蜂蜜の風味が感じれれ、ブドウ本来の果実味もしっかり残しつつ、心地いい甘い口当たりが特徴です。
ジビエ系とワインのペアリング
普段たくさん食べることはないかもしれませんが、ワインとジビエの関係も見逃してはいけません。
それでも最近はジビエも小さなブームなので、是非覚えておいてください。
猪や鴨、鹿などの独特の野性の風味があるジビエは、同じような獣のニュアンスを出す、赤ワインと合わせていただくことをおすすめします。
ですが、ワイルドな味のワインなんて、なかなかわからないと思うので、とりあえず下記のワインが良い例なので、まずジビエを食べるときは、候補にしてみてください。
お肉の臭みすらも美味しいマリアージュに変えてくれるワインはこちら!
ジビエ系と合うおすすめワイン
メーカー希望小売価格:1,320円(税抜)
当ブログ評価:(4)
ワイン名 | ドメーヌ・アラン・ブリュモン・ガスコーニュ・タナ・カベルネ |
タイプ | 赤ワイン |
生産国 | フランス |
ブドウ品種 | タナ、カベルネ・ソーヴィニヨン |
しっかりしたストラクチャー、豊かで滑らかなタンニンを美しい酸がバランスよく纏め上げています。
樽熟成に由来するトースティーなニュアンスとドライな後味が印象的なワインです。
お肉とワインが上手に合わせられると、他の料理にも応用が効きます!
本記事は「ワインとお肉の合わせ方」について解説させていただきました。
こちらで紹介したことを実践していただければ、食卓も今よりもっと充実するはずです。
また、お肉だけでなくて魚との合わせ方も知っておきたいひとは、下記の記事も参考にしてください。
以上でございます。
「めしわいん (@meshi_wine)」からご覧いただきありがとうございました。